2005/11/28

夕闇を駆け抜けろ

早寝、早起き生活が定着しつつある。
2歳の頃から遅寝、遅起きが得意だった私としては、信じられない革命的なことなのである。
まあ、早起きと言っても朝8時くらいなので、そんなに早くはないのだが、
密度の濃い光をどばーと浴びて、一気に体を叩き起こす。
朝は夜に比べると感情が浄化されているようで、とても澄んだ気持ちが自然と入ってくる。
澄んだ心の状態からは何かしら新しいものさえも芽生えてしまう。
だから決断が早い。
音楽も何も迷わない。
心のままに生まれるのだ。
夕闇の音楽を朝に作ることさえできるのだ。



これまでの曲作りは夕方から始めることが断然多かった。
午後から夕方にかけて、そして深夜に及ぶのだ。
深夜にかかってしまうと大変なことになって、出口はだんだん遠のいていく。
結局「あー、もう朝だ」なんてことの頻度は数え切れない程で、まとまらないまま、また次の朝を迎えてしまうのだ。
夜の魔法は恐ろしい。
多分、私の表現欲は夕闇からものすごくたくさんの情報を得ているのだと思う。
夕闇の持つ空虚と光の包容の混ざり合う接点に表現のアイデアをみつけてしまうのだと思う。
それほど、夕闇は美しいのだ。
四季を通して私は冬至前の夕闇がとても好きだ。
日が暮れて、辺りが暗くなり始めるこの瞬間がとても好きだ。
ドラマさえも感じる。
ここ数年、夏が長かったり冬の到来が遅かったり、季節感が湧かない四季を過ごしているが、
太陽のリズムは変わらない。
夏はいつまでも明るくて、冬は夜が長い。





夕闇を絞って
夕闇を吸い込んで
夕闇をひねって
夕闇を通り過ぎる



夕闇の向こうには
夕闇の向こうには



夕闇を駆け抜ける