2003/07/01

アイドル

先日、熊本で谷川俊太郎氏対大川信氏の詩人対談をホールで聞く機会があった。
ものつくりの視点からみたとても豊かな内容で、物語はかたることで、詩はうたうことなのだそうだ。
詩人は瞬間に生きている。
そんなことを言っていた。
私は理論を立てて物事を口に出し説明することが下手だと自分で認識しているのだが、その理由がそこにあるようで、とても面白かった。

私の中で幾人かアイドルが存在するのだが、その中のひとり、谷川俊太郎との初めての出会いは小学生の頃の国語の教科書である。
変な詩を書く人だなあという記憶しかなかったのだが、
高校生になって、氏のエッセイ?のようなものを読んで以来、すっかり入り込んでしまっている。
そして、ジョンレノンに会えないように、当然会えるわけがないと思い込んでいた私に信じられないニュースが飛び込んできたのが、2001年。
「谷川俊太郎が熊本に来るってさ!」
こどもの本の研究会主催、谷川親子音楽と朗読の会である。
氏が自分で作った詩を自身で朗読する。
息子さんの谷川賢作氏のピアノと朗読でつくりあげる絶妙な押し引きがとても素晴らしかった。
こどもたちが多かったので、こどもたちに向けたものだったのだが、
忘れられない一日である。
最後は鉄腕アトムを大合唱。
(あの有名なアトムのうたの作詞は谷川氏である)
ジョンレノン然り、
こころのなかで生きつづけるアイドルへの思いは
まだまだまだまだ絶えないようである。